日刊旅行通信（Wing Travel Daily）

　民泊仲介サービス大手のエアビーアンドビー（Airbnb）は、2016年（1ｰ12月）に日本で仲介した民泊物件数が前年比3割増の4万8000物件、延べ利用者数は2倍増の370万人に達したとした上で、「民泊新法が成立しルールが明確化されれば、市場拡大が期待できる。まずは少しでも早く新法が通ることが必要」（山本美香Airbnb Japan公共政策担当部長）として、民泊新法の早期成立を期待した。その上で、同社では新法成立に先駆け、営業日数の上限を超えた物件が自動的にオンライン上で表示されなくなるツールを開発したほか、民泊提供者の届け出のサポート、宿泊税等の代理回収も可能として、自治体に対して同社システムの利用を提案していく方針を表明、新法成立を前に先手を打った格好だ。

＜トップニュース＞………………………………………………………………………
★Airbnb、日本の民泊利用者倍増、物件3割増
　民泊新法成立視野に日数制限対応、先手打つ
　営業日数上限超えるとオンライン上で不表示に
　宿泊税の代理回収で「行政コスト削減支援」も
　民泊提供者の届出がオンライン完結するツール
　マンション組合等とのルール作りや管理支援も
　匿名化データ共有、自治体のルール作り支援
　リオや平昌で政府・自治体と提携、東京にも意欲
＜旅行関連＞………………………………………………………………………………
★スタークルーズ、17年ぶりに日本発着再開
　7月から20本、4万人集約、日本人5割めざす
　日中ゴールデンルート周遊、15.8万円、早期割引も
　日本の市場開拓、アウトバウンド需要喚起
　18年以降、ドリームクルーズの日本発着検討
★春節ズレで訪日客3割増、過去最高214億円に
　1月の全国百貨店売上、国内不振で11カ月連続減
★JALダイナミックパッケージ「常若婚」発売
★JTB総研、UNWTOとパートナーシップ締結
＜航空関連＞………………………………………………………………………………
★中部空港1月、国際・国内とも旅客数プラス
　外国人客11％増、中台中心に訪日伸びる
★ルフトハンザ、パイロット労組と和解成立
★ANA、隈研吾氏監修で千歳国内線ラウンジ刷新
★中国国際、北京－アスタナとチューリッヒ線を6月開設
★JJP、モバイル搭乗券利用者にガストのクーポン贈呈
★ソラシド、プレミアムフライデー特別クーポン
＜デスティネーション＞…………………………………………………………………
★エストニア政観、日本でのプロモ本格展開
　フォーサイト・マーケティングを日本代表に
★グアム政観、インスタグラム公式アカウント開設
＜宿泊関連＞………………………………………………………………………………
★ホテル取引件数半減も取引額は最高額を更新
　JLL調査、資産価格上昇し大型取引が拡大
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　ゲンティン香港は傘下のスタークルーズで今年7〜11月にかけて、日本発着クルーズを実施すると発表した。スタークルーズのカジュアル船「スーパースターヴァーゴ」を日本に配船。横浜と大阪を母港として20本のクルーズを実施する。同社が日本発着を行うのは17年ぶり。今回のクルーズで4万人の集客を目指していく考え、このうち半分を日本人旅行者、半分を中国やオーストラリアなど外国人旅行者で構成していきたい考えだ。さらに、今回のクルーズ実績を踏まえて、来年以降はプレミアムクルーズである「ドリームクルーズ」の日本発着クルーズを検討するなど、日本市場をターゲットとしたクルーズビジネスを一層強化していく方針だ。