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低価格で若者層狙う、旅行会社との協業も検討 エアアジアX(XAX)は2月10日に大阪市内ホテルで記者会見し、関西-ホノルル線を6月28日から就航し、関空-ホノルル線キャンペーン価格として片道1万2900円で販売すると発表した。同社では若年層をターゲットとした卒業旅行など新規需要の開拓とともに、「ハワイは全体の75%が観光客で、日本の旅行会社と共同でマーケット開発が必要」として、旅行会社と協力して、若者層を中心に80%以上の利用率をめざす。 記者会見には、エアアジアXグループのダトッック・カマルディン・マラノンCEO、エアアジアXのベンジャミン・イスマイルCEO、関西エアポートのエマヌエル・ムノント代表取締役副社長(CO-CEO)、ハワイ州観光局(HTJ)のミツエ・ヴァーレイ局次長、アリソン・チュウ2016ミスハワイが出席した。 カマルディンXAXグループCEOは、「クアラルンプール-関空-ホノルル線は画期的な路線。アジアの旅行者にアメリカの旅を低価格で提供することができる」とアジア・日本から米国への乗り入れる意義を強調した。 イスマイルXAX・CEOは「初めての米国便を週4便で運航することにより、ホノルルは22カ国・120番目の就航地となる。ハワイは太平洋の楽園で、自然が豊富でユニークな文化を持ち、大きなポテンシャルを秘めている」と今後の需要拡大を期待した。 記者会見でイスマイルCEOは、日本からホノルルへの利用率を約80%を目標としているとし、ハワイは75%が観光客で、レジャーマーケットであることから、「日本の旅行会社と共同でマーケット開発が必要」と旅行会社と共同プロモーションを展開も視野に入れている。 旅行会社とは、パッケージツアー造成のためのアロット仕入は難しいとみられるが、その都度の予約であれば販売可能として、若者をターゲットとした卒業旅行などの新規需要の開拓を旅行会社と共同で展開することを示唆した。 ヴァーレイHTJ次長は、ハワイへの日本人旅行者について「リピータが多く、課題は若年層への取り組み」と説明。XAXの関西-ホノルル線の就航で、今までにない顧客層への取り組みを図る方針を示した。 XAXは関西-ホノルル線をエアバスA333型機で週4便運航する。座席使用は377席(プレミアムフラットベッド12席、エコノミークラス365席)。同便は、クアラルンプール-関空-ホノルル間を運航する以遠便。運航日は行きのD7001便が月・水・金・土の関西発23時25分→ホノルル着12時30分、帰りのD7002便が日・火・木・土のホノルル発16時→関西着20時25分。夜に出発してホノルルを午後から観光し、数泊した後、ホノルルを夕方に出発して関空による帰着する。 XAXは新規就航を記念して、2月11から26日限定で、6月28日〜来年2月6日運航の関西-ホノルル片道運賃を税込でエコノミークラス1万2900円、プレミアムフラットベッド6万9900円で販売している。
by wing-travel
| 2017-02-13 14:48
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